悩んでも 結局わたしはごはんを作ることしかなかった。

急ぐのやめた


ずっと一緒だった。
ごはん作ること。


調子が出ないので 実家に帰り 甥っ子と遊んだり
母のごはんを食べたりしていた。


もやもやがずーっと晴れなかった。
体も限界を感じてた。
ごまかしながら過ごしてた。
何気無い毎日のなかで 少しずつ傷ついている。
特に嫌なことなど無くて
日々やるべきことややりたいことをしているだけなのに。
歳のせいだろうか なんだか取り残されるような気持ちにもなっていた。
いろんな事が重なった。


おいしいものを素直においしいと言える人がすきだ。
良いものを素直に良いと言える人がすきだ。


わたしは良いものを知っている。
それだけでいいと思った。
自然に良い人に出会えるだけでいいと思った。


華やかな場所はいらない。


食事はそういうところだ。
母のごはんは やっぱりおいしかった。
日々食べるごはん
安心して食べれるごはん
元気が出るごはん


そういうお店がしたかったんだった。


そして わたしには場所がある。