なんにもしない日


ずっと続いたイベント出店がひと段落して 心がやっとざわざわしなくなった。

これが正常。

そしたら 風邪をひいた。



作ることと生活を うまくこなす方法を考えて
これをこうしたら切り抜けられるとか ここで出かけると間に合わなくなるぞとか。段取り優先。
そしたら 心はきゅっとなって わたしの中に自由は無くなる。


1日が終わってごはんを食べたらもぉ眠たい。だから 自分のことは後回し。
それは 大変なことだなぁと他人から見たら思うのだけど
わたしにとっては 作ることはたのしいことで これが日常。
でも ときどき 悲しくなる。


今日は たまっていた大きな布たちをコインランドリーでたくさん洗って
近くでごはんを食べて
洗ったいい匂いの布を よいしょよいしょと持って歩いた。


家と家の間から見える 秋の青空
夕暮れの空 夜の星。

普通のことが特別。


なんにもしてなくても
散歩をして 道端の秋の花を見つけたり
軒先のバケツに溜まった水の上のあめんぼをじっと見たり
白い線だけを歩いてみたり
細い路地を行く。


そして 昼寝をしたから ぜんぜん眠くない。
でも 目をつぶらなくちゃなぁ。


なんにもしなくてもいい日もいいもんだなぁ。