旅は道連れ世は情け

知らない人に ご馳走になってしまった。

三保の松原へは 民家のあるごく普通の田舎道を 歩いて行く。
もうぼちぼち ここから離れようと 歩いていたら 軒先で 市をやっていたので 寄ってみた。 美味しそうなみかんがあったので 一つ買って 座るとこもあったので パクパク食べていたら 話しかけられた。


長い時間浜にいたでしょ。
はい。…?
ゴミ拾ってたのよ。
(あぁ 見た。) あぁ はい。
実は 道を歩いてるのも見かけてねー。女の子がふらふら歩いとるなぁと思って。
(ふらふらしてたのかー。荷物重かったもんなぁ。)じゃあ 二回も。
見ましたよ。どこから来たの?お昼食べたね?
京都です。まだ なんですけど 良いとこありますか?
あらー。一緒に食べる?
えっ でも…。

と 言ってる間に 市で売っていた 惣菜を持ってきてくれた。頂いてしまった。おいしかったです。とっても とっても。
写真撮ろうかと思ったけど やめた。
大事な事は胸の中にしっかりと。忘れないように。 そして…
名古屋。